18世紀後半のイギリス、貴族の娘ジョージアナ・スペンサーは、世界的に裕福なデボンシャー公爵のもとへ嫁ぐことになる。
新生活に大きな期待を抱くジョージアナであったが、結婚後まもなく厳しい現実に直面することになる。
というもの。
キーラ演じるジョージアナは、17歳で公爵家に嫁ぐのですが・・・。
この、レイフ・ファインズ演じる公爵がまたなんというか・・・(^^;
不器用なのかなぁ、時代背景がそうだからああなのかなぁ・・・と考えてしまいます。
いやぁ、いい味出してるんだけどね、レイフ・ファインズ。
シンドラーのリストとかさぁ、ステキな映画もたくさん出てる名優だし♪
個人的にも好きな俳優サンなのですが。
しかしこの公爵・・・犬と妻とどっちが大事なのよ?と突っ込みを入れたくなる人で(笑)
ラストで少し、夫婦間のやりとりが改められるシーンもあるにはあるんですけど。
これじゃあ、妻は浮気に走りたくもなるわなぁ・・・。
彼がジョージアナに求めるのは、跡継ぎである男子を産むこと。
その約束を果たさない彼女に対して、彼はあせりや憤りを覚えるわけです。
で、ジョージアナの親友と、関係を持ってしまい、その彼女も屋敷に同居させてしまう。
自分には結婚前にメイドに産ませた私生児もいたりするのに、その娘をジョージアナに託したりね。
ジョージアナは大変な美貌の持主で、彼女はファッションリーダーでもあり、イギリス中の注目の的。
国中から羨望のまなざしを向けられ、注目されている彼女のことをただひとり愛さないのが夫である公爵。
彼女はしばられた生活の中、ファッションや賭け事、上流階級の交流を通して政治にも関わっていく。
そして、冷え切った夫婦生活の中で、幼なじみのチャールズ・グレイ伯との恋に落ちていく・・・。
実話を元に描かれた、18世紀の絢爛豪華なドラマです。
ワタシは、キーラ・ナイトレイが好きなので。。。しかも彼女によく似合うコスチュームプレイもの!!
・・・ときたら、見ないわけにはいきませんw
キーラはとても美しかった~(≧▽≦)
彼女の演技のすごいところは、「瞳」にあるような気がする。
はつらつとした表情もさることながら、悲しみに暮れる悲嘆の表情を、あんなに見事に「瞳」で表現できる役者さんって少ないと思う。
ほんとに、瞳にかげりってできるもんなんだなぁと・・・ストーリーを追いながら、感心して見てしまいました。
ジョージアナ・スペンサーは、ダイアナ妃の先祖にあたる方なのだそうですよー。
なんだか、運命の皮肉を感じてしまいますよね・・・。
最高の相手と結婚したはずなのに、ダンナにウワキされたりさ・・・。
彼女を悲劇のヒロインだとは思わないし、そういう描き方をしている映画でもなかったけど。
少し悲しい・・・時代背景があるからだけど・・・けれどその時代の1人の女性の生き方を魅せてくれる映画でした。
アカデミー賞を受賞した衣装、ステキなものばかりでしたよ。
着こなせてしまうキーラがまたすごいんだけど♪