2009.08.07 マチネ
浜松町の四季劇場「秋」にて、劇団四季のミュージカル「夢から醒めた夢」を観劇(^▽^)
夢醒め~は、四季のオリジナルミュージカルで、1988年初演。
名前は聞いたことがあるけど、どんなものなのかなーと思っていたわたし。
小学校の頃とかに、芸術鑑賞会とかで見せられた舞台のようなものかなぁと思っていて、公演の機会があってもなかなか観る気になれずにいたのですが。
『ソング&ダンス 55ステップス』で、曲を聞いて興味がわいたのもあり・・・。←ライオンキングと同じパータンだw
楽曲だけではなく、ストーリーも赤川次郎原作。
20年以上にわたって上演されているというのは、きっと見る価値があるだろうと思い、行ってみることにしました。
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本日のキャスト☆彡
ピコ ・・・ 樋口麻美
マコ ・・・ 花田えりか
マコの母 ・・・ 白木美貴子
メソ ・・・ 飯村和也
デビル ・・・ 道口瑞之
エンジェル ・・・ 有賀光一
ヤクザ ・・・ 野中万寿夫
暴走族 ・・・ 韓 盛治
部長 ・・・ 田中廣臣
老人 ・・・ 山口嘉三
老婦人 ・・・ 斉藤昭子
夢の配達人 ・・・ 味方隆司
アンサンブル他18人
敬称略
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夢の世界・・・あの世とこの世・・・のお話なので、幻想的な遊園地のシーンなんかも出てくるわけで。
開演前にはロビーパフォーマンスも行なわれ、たくさんの親子連れの姿が観られました。
わくわくしちゃう雰囲気に、期待感が高まります♪
今回の観劇は、急遽、チケットを取ったので(ソワレで「WICKED」を取ってあった日にあわせて、後から追加しましたw)あまりいい席がなく・・・。
1日に2本観るとなると、オサイフにも優しい席がいいなということで(笑)
座席は、3階の1列目☆初☆バルコニー席を取りました~♪
今まで、トモダチのおかげもあって、会員先行予約でチケットを取れるので、基本的にいい席をねらって、S席を取っていたんですよね。
どーせ見るなら観やすい席で!、と思っていたので。
でも、たまには趣向をかえて、上の階を・・・。
しかも、バルコニー席ってなんだろう??、って思って。
行ってみたら、なるほど・・・おもしろい(^▽^)♪
かなりの段差がもうけられていて、観客は少し前のめりになって舞台を見下ろすように観劇しないといけないんですよ。
なので、座席もちょっとかわっていて。
ひじを乗せられるように、前方が肘置きスペースになっていて、らくちんらくちん♪
またバルコニー席、座ってみたいなぁとおもいましたね( ̄▽ ̄=)
さてさて、感想はというと・・・。
劇中、3回、マジで泣きました。こんなことはじめて~!!
周りからもすすり泣きの声が聞こえていましたので、デフォなんでしょう。わたしだけじゃない、よかったw
なんでしょう、こういう・・・道徳的な「正しさ」というか、倫理観というか・・・。
久しぶりに、こういうお話を目にし耳にした気持ちです。
うん、こういうものを、子供の頃は見せられていたなと思いますね。
ベタだ!、と思っていても・・・泣いてました(^^;
交通事故で娘が死んでしまい、「神様 お願い」というシーン。
霊界で、戦争で死んでしまった子供たちが自分たちはどんな戦争にまきこまれ、命を落としたかを歌うシーン。←何人も続く(泣)
死んでしまった娘と、つかの間の再開を果たした母親が、娘を連れて行かないで、「どうかお願い時間を止めて~♪」と泣いて歌うシーン。
いやぁ、参りました。
こういう作品は是非、年に1度は観よう・・・と自分を戒めるわたし(^^;
トモダチの大切さとか、子供への愛とか、母親への感謝の気持ちとか、家族への思い、社会への思い、いじめや暴力のこと・・・。
現代社会が抱えている問題や、足りないと思われるもの、なによりも人を思いやる気持ち・・・やさしさ。
そういうものが描かれた作品です。
これは、安心して子供たちが観るべき作品ですよ。
オトナのわたしが泣いちゃうんだから。
あー、でも逆に、オトナこそ、観なきゃいけない作品なのかもね。
樋口ピコ かわいかったです。樋口さんって、WICKEDのエルファバ役しか知らなかったから、今回観られて嬉しかったです。
やっぱり、樋口さんはこういう明るい役が似合うんだなーと、改めて思いました。
彼女のエルファバって、どこか前向きで、自分を卑下するとか周りに当るとかではなくて・・・。
なんというか、どこか明るさを感じていたので。
あー、やっぱりなぁと。
マコのために、自分が代わってあげようとか、メソのために、彼を悪く言わないであげるとか。
知り合ったばかりでも、「トモダチ」のことを思って接する優しいピコ、ステキでした。
樋口さんはこういう役が似合っていると思いました。ショートパンツ姿かわいかったし♪
花田マコ ソング&ダンス以来の花田さん。幽霊の少女役、なのですが。
声がとにかくよく出てるなと思いました。
でも、高音になると、音程がちょっとあやしかったり、聞き取りづらくなったりはしましたが。
でも、透明感があって清楚な雰囲気は、マコにぴったり。よかったです。
味方配達人 初めて拝見しました、味方さん♪
「アンデルセン」の主役を演じている方だとは存じ上げているんですが。
他の作品は観たことがありませーん(^^;
ステキな声でした。不思議な雰囲気を醸し出す配達人・・・。
コノヒトは何なんだろう??イイヒト??ワルイヒト??
よくわからない感じもしつつ、それが「配達人」の味なのか、と見終わってから気づいたり(笑)
ベテランさんらしく、場を従える雰囲気がノーブルでかっこよかったです。←ロングコートのスソがヒラヒラしていてお気に入り♪
道口デビル ライオンキングで、スカーをやって道口さんにまた会えましたよ~!!
いやぁ、このデビルってキャラがまた「キョーレツー!」なんですけども(笑)←ゆってぃ?
オネエ言葉で喋るキャラで、くちぐせが「みんなテメーのことばっか考えやがって」。
名前の通り、悪いキャラ?・・・かと思えばそうではなく。
とても味のあるキャラでした(^▽^)
道口さんって、結構年がいってるんだと勝手に思ってたんですけどね・・・。
パンフみたら、若いの!!驚いたさーー(^^;
そして、メイクがあれなだけで、本人はふつーの青年に見られました。
LKでスカーやってたから。。。おっさんだと思ってたんだよ★
また公演の機会があったら、ぜひ、観に行こうと思います。
「愛をありがとう~♪優しさをありがとう~♪」 のメロディが、耳に残ってます。
自分が小中学生だったら、合唱したいなって思うことでしょう♪
しょーがないから、友達とハモるか・・・(笑)??