フィギュアスケートGPシリーズ 第1戦 フランス大会。
男子・女子とも、フリースケーティングが行なわれました~♪
結果は・・・なんと、男子シングルで織田信成選手が優勝!!
2位につけていたSPからみて、表彰台は固いな♪、なんて思ってましたけどw
優勝とは素晴らしい~( ̄▽ ̄=) GPファイナル、行けそうですね~。
演技はというと。
「チャップリンメドレー」を使っての、コミカルな構成でした。
コミカル・・・・これこそ織田選手の持ち味なんて言われてますけど・・・(むかし、パジャマ(衣装!)で演技したりしてたな(^^;)
正直言って、ワタシ的には『いまさら、チャップリン??』感が否めない★
どれだけの人が、チャップリンを知っているのかな~。織田選手の年代じゃ、知ってる人は少ないと思われ・・・。
技術的な内容は、とても素晴らしいなと思ったけど。
イヤ、ホント、今できること全部こなしていたし!ノーミスですよ!!
でも、コミカルな演技って、どうなんだろうねー。←まだ言うかw
クールもしくはノーブル、パワフル、あーんどアグレッシブで、アパッショナートな演技が見たいんだけど。
あくまでも私的な見解ですが(^^;
SP1位だった、チェコのトマシュ・ベルネル選手、4回転-3回転のコンビネーションを決めたりして、さすがだなとか思ってましたが。
後半、スタミナ切れだったのかな・・・ちょっとミスが目立ってしまいましたね。
使用していた音楽、「ゴッド・ファーザー」を聴くと、わたしはフィリップ・キャンデローロ(仏)選手を思い出してしまう。
もう何年も前の選手なのに、記憶にあるんだよねー。←日本にもたくさんのファンがいましたねぇ。投げ込むお花がハンパじゃなかったな(笑)
ものすごく、表現力に長けたあのキャンデローロが強烈過ぎて・・・ちょっとおとなしい「ゴッド・ファーザー」だなと思いました(^^;
そして、女子シングルはというと。
優勝は韓国のキム・ヨナ選手!!
ありゃーもう、文句のつけようがない演技でしたよー。
1つ、(苦手だと言われている)フリップジャンプを飛ばずにスルーしたのに、それでも史上最高得点での優勝。
あのジャンプ、飛んでたら220点行ったのかしら??
ホントにもう、初戦であれだけできあがってるなんて信じられないっす(><;)
使用曲の「ピアノ協奏曲ヘ長調」・・・ジャジーな現代的アレンジの音楽でしたけど。
圧巻だったのが、音楽のとらえ方のうまいことうまいこと。
転調しても、テンポが変わっても、全て難なく1音1音を表現していました。
見事としか言いようがない・・・。敵ながら、ホントに天晴れですm(_ _)m
ジャジーな要素のある曲だったから、とにかく音楽は「ゆらぎ」がたくさんあるんだけど。
肩をぐるんと回してみせる動きひとつで、変化したテンポをとらえてみせたり。
いやー、目を見張る演技でした。眼福眼福。
技術的にも、文句のつけようがなかったですね~★
ジャンプは高さも回転の速さも跳躍もランディングも、素晴らしかった。
始めの3ルッツ-3トゥループ、見事でした。真央ちゃんにないのはこれなんだなぁ。
3サルコゥ、3ルッツは単独でも決めてましたね。これも真央ちゃんにはないものです。
なにをやっても余裕が感じられた。
しなやかで、華があって、美しかった。
悔しいけど、ホントに世界女王だと思わせて頂きました。
あざやかなブルーの衣装がステキでしたねー。ゴテゴテしたフォルムの衣装は彼女着ないんだよね。
いつも、スレンダーなスタイルをさらに美しく魅せる衣装を選んでくる。とても似合ってました( ̄▽ ̄=)
逆転して2位に入った、浅田真央選手♪
真央ちゃん・・・。・゜・(*ノД`*)・゜・。
最初の3アクセル-2トゥループのコンビネーションは、加点もあったとかで素晴らしいジャンプでしたね。
「(゜Д゜)わお!」と、目を見張ってしまいました~☆彡
さすがは真央ちゃん。あんなに難しいジャンプをあんなに美しく飛べるなんて!!
2回目の3アクセルは、回転が足りず、大きく減点されてしまったようですが・・・。
いやいや、1本でもあんなに美しく飛べるんだから、それはそれでよいのです。
今シーズンの使用曲は、ラフマニノフの「前奏曲・鐘」。
とても重厚な音楽です。 超玄人好みな曲だよね。 演奏できたら気合い入りそうな曲。わたしは好き。
去年の仮面舞踏会もそうだけど、男子が使ってもさぞカッコエエだろうなぁ!
しかーし、重厚なだけあって、それを表現して見せると言うのはとてもむずかしそうです。
どうしても、「重く」なってしまうんだから、スピード感が打ち消されてしまうんだろうな。
去年から取り組んでいるLV4のステップ、力強くしなやかでステキでした。
スピンもよかったねー♪ドーナツスピンキレイでした。中野選手にも負けてないぞ。
大ラスのコンビネーションスピンは、片手ビールマン!! ←何シーズンぶりだろうw
しかし・・・。
キム・ヨナ選手に比べると・・・圧倒的に開いた点差には、やはりちゃんと理由がありましたねー★
まず、真央ちゃんには、3-3のコンビネーションジャンプがない。
それを3アクセルで補うのが今回のプログラムなんだけど・・・失敗するとやっぱりリスクが高いよね。
毎回、加点のもらえる3アクセルを飛ぶことは難しいだろうし。
そして、3ルッツも3サルコゥも飛ばない。
サルコゥは昨シーズン、克服して飛んでいたとはいえ、昔から苦手意識のあるジャンプだとか。
そしてルッツはエッジの使い方がフリップになる?と数年指摘されていて、これまた苦手なジャンプらしいですね。
なので、今回は外したそうですが・・・。
3アクセルを飛べない女子選手は=現在では中野&浅田以外すべて=3ルッツこそ、一番難しい高得点の取れるジャンプなわけで。
みんな、これに絡めて、ジャンプを飛んでいますよね。
同じジャンプは2度までと制限されているので、3ルッツの入ったコンビネーションジャンプと、単独での3ルッツを入れた構成にしている選手はとても多い。
高得点を取るための手段なんだけど・・・今季の真央ちゃんにはそれがない★
SPが苦手なのは、3ルッツを入れたコンビネーションジャンプに原因があるということで、3アクセルを入れてきたとはいえ・・・・。
誰もが飛べるジャンプじゃないからさぁ・・・(--; 「のりこえろ」と言われても、ねぇ??
芸術的な面でも、今回の「鐘」は難しそうだよなぁ。
「音楽」としてみたら、わたしはいい曲だと思うし、好きだけど。
真央ちゃんぐらい技術力のある選手でなければ、選べない音楽だとも思うけど。
ただ、曲調が重いから・・・。
19歳の女子選手が表現しきれるものなのかなと、ちょっと疑問を感じてしまいます。
真央ちゃんには、以前選んでいた清楚で華やかなショパンのピアノ曲とか、チャールダーシュのような軽やかであざやかな曲調もありだと思うんですよねー。
果たして、タラソワコーチの目指すものと、真央ちゃんのそれって同じなのかなぁ。
オリンピック直前に、コーチを変えた荒川静香選手を思い出してしまう今日この頃(--;
大事なオリンピックシーズン・・・後悔のない演技を期待しています!!
ま、真央ちゃんの演技が観られるだけでわたしは嬉しいんですけどね~(^▽^)♪
3位に入ったのが、中野友加里選手。
SP2位につけてましたが、真央ちゃんに逆転されてしまいましたね。
それでも3位入賞ですから、すばらしいです~☆彡
今シーズンの、中野選手の使用曲はストラビンスキーの「火の鳥」。
彼女の雰囲気とマッチしていたなぁと思いました。
きびきびした感じで、スポーティな火の鳥。
「火の鳥」というと、安藤美姫選手が4回転ジャンプを飛んだプログラムに使用してましたよね~。
果たして、彼女の言うように「火の鳥=中野友加里」だと思ってもらえる演技になれるでしょうか~(^▽^)??
しかし、めっちゃ特徴のある衣装ですよね。パンツ使用は4シーズン前のムーランルージュ以来かな??
彼女が「シンデレラ」と騒がれ始めたころ、着てましたね~。
好き嫌い分かれるかもなぁ。やはり、女子の衣装として、パンツタイプはまだまだ革新的だもんね(^^;
今回は、まだベストコンディションではないとのことで、3アクセルは封印。
後半、ジャンプの着氷の乱れもありましたが・・・全体的には丁寧に滑っている感じがして、とてもよかったです。
いいプログラムだなーと思いました。←感覚的に(笑)
さあ、来週は 第2戦!! タラソワコーチの地元、「ロシア」ですよ(≧▽≦)
頑張れ、真央ちゃん!! 優勝して、GPファイナル出場を決めちゃいましょう!!