去年の春におきた事件の判決が出た。
江東区のマンションでおきた「神隠し事件」。
わたしは、帰宅後マンションから行方不明になった女性の報道がされてからずっと、この事件が気になってしかたなかった。
犯人が逮捕されたのは、たしか1~2ヶ月後のことだったと思う。
初めの1週間は、マスコミも報道に熱を上げていたけれどその後ぴたりと報道はやんでしまい・・・。
2chまで覗くぐらい、気になって仕方なかった事件だった。
犯人が逮捕されたと報道がされ、どういういきさつで彼女を殺害し遺体を始末したのか・・・その供述はあまりにもひどいものだった。
法廷ライブも全話読んでみたけれど・・・・これはかなり詳細に答弁が描かれていて気持ち悪くなりました・・・犯人の神経が信じられなかった。
犯行動機は 「性奴隷にしようと思った」 からだという。
一般の女性とおつきあいしたことがなかったという犯人。
バカじゃないの?いかれてる。マンガやゲームの世界じゃないんだよ。
結局、犯人は被害者を殴って自分の部屋に連れ込み、恐怖でおびえている彼女に手を出そうとしてみたけれど、結局は最後までできなかったそうですが。
警察が捜査を始めた頃には、AV見てたそうですよ。その気になろうと必死だったらしい。
生身の女性がそこにいても、手が出せないくせに。
そして、警察が部屋にやってきて・・・喉を一突きして彼女を殺害。
遺体をバラバラに切断し、内臓を取り出し、一部は煮込んだりもして、トイレに流して捨てた。
処分しきれない遺体は、生ゴミとして分散し捨てた。
マンション近くの下水道から、肉片や裁断された被害者のIDカードが見つかったそうだけれど。
裁判では、肉片の画像なども公開されたという。
遺族の方々は、どんな思いで肉親の変わり果てた姿を目にされたのだろう。
犯人の行為は常軌を逸している。
大学を優秀な成績で卒業し、英語の勉強を一生懸命しながら社会人としてのスタートをきったばかりの未来ある女性が、なぜこんな殺され方をしなければならないんだろう。
お姉さんと2人で暮らしていた彼女は、帰宅時のメールをやりとりしたりして、防犯意識も高かったという。
帰宅時、ドアを開けて部屋の中に入った瞬間、襲われて殴られて・・・。
22歳の女の子が、どれたけの恐怖を味わったのか、想像するに耐えない。
自分勝手な犯行動機。
常軌を逸した遺体損壊。
犯人は、事件発覚当初、つめかけた報道陣のインタビューに平然と答えている。
そんな犯人に対しての、初公判の判決は「無期懲役」。
更生の余地があるという。
犯人は結局、被害者を性的に暴行することができなかったし、殺害方法は喉を一刺ししただけで残忍ではないという。
遺体損壊については被害者の名誉を踏みにじったものだけれど、それを以って極刑に処することはできないという。
この判決を聞いて、だれが納得できるというのだろう。
わたしは正直、絶望した。
本当にひどい事件だと思う。
極刑に処するべきだと思う。
亡くなられた被害者が浮かばれない。
ご遺族は犯人がたとえ死刑に処せられたとしても、苦しみが癒えることはないだろうに。
生かして反省の気持ちを求める?
そんなの税金の無駄でしょう。
犯人には、更生の余地なんてない。
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