先日の、トモダチとの横浜散策。
専門学校時代のその友人とは、卒業してからも年に1度は定期的に会っている仲。
ここ2年は会えてなかったんだけれど、それでも他のメンバーに比べたら、彼女とのつきあいは深い(笑)
わたし以外のみんなは、もう結婚をして・・・彼女をのぞくみんなは目下、子育てに追われる毎日だ。
彼女は、結婚してから2~3年経った頃・・・数年前・・・に卵管をひとつ取る手術を受けた。
その影響で、なかなか子供に恵まれないと聞いたこともある。
それでも、愛せる男性とめぐり合い、結婚をして家庭を築いたのだから、幸せなことだと思う。
けれど、彼女は不満がたくさんあるの、という。
「結婚してもうすぐ10年になるの。でも、わたしはなにも変化がなかった。みんなは子供を産んだり、家を買ったり・・・・。いろんな変化があったのに、わたしにはなにもないの」 と。
最近はご主人に対しても、優しくできないと言う。
「いわゆる、倦怠期ってヤツなのかなぁ。つい、きつくものを言ってしまったり、ふたりでいることがイヤになっていて」
「ダンナは、最初、なんで怒ってるのかなと不思議に思っていたらしいんだけど、自分の気持ちをぶつけたら、「なるほどね」と理解してくれたみたいで、ほっておいてくれるようになったの」 と言う。
夫婦のことはわからない。
でも、好きあって結婚した仲なんだから、その縁は大事にしてもらいたいなぁと思う。
特別に不満があるわけではなく、漠然とした、寂寥感や苛立ちが彼女を支配しているらしい。
海風に吹かれながら、そんな話をぽつぽつと聞いた。
けれど、彼女はこうも言ってた。
「人をうらやましがる気持ちはとめられないんだけど・・・。自分は子供がほしかったのに、できないし。
みんなのように家を建てたりしたかったのに、なんだか時期を逃してズルズルと時間だけが過ぎていて。
でも、人をうらやましがっていてもむなしいだけだよってトモダチに言われて。
今、自分が手にしている、「カード」を大事にしなきゃいけないって思うようにもなってきたの」
「わたしには、不満はあるけど迷惑をかけたりしないダンナさんがいる。実家の両親は元気。自分には仕事もある。トモダチもいる。ダンナ方の親戚はほとんどいないから、親戚づきあいはラクな方」
ひとつずつ、上げながら、指折り数えていくトモダチを見て、わたしは「うんうん」と相槌をかえしていた。
いま、自分が手にしている「カード」を大切に、か・・・。
結婚もしていなくて、子供もいなくて、彼氏もいない。
同居している母は元気だけれど、確実に老いていくわけで。
アニは忙しいながらも、奥さんと幸せそうだ。
仕事はあるけれど、収入には不満もある・・・。
わたしには、なんのカードもないんじゃないかと、思ってしまった。
彼女のように、指折り数え上げるカードさえ、ない。
ああ、でも、トモダチはいるなぁ・・・。
あはははは。 心の支えは、独身☆オンナトモダチ だけかぁ (^^;
ちょっとね、ほんのちょっとだけど、寂しいなぁと思いました。
泣けと言われれば、いますぐ泣けるわよっ。
「わがみひとつの秋にはあらねど」な心境。。。
わたしの 「カード」 ・・・。 しばらくは、考えてしまいそうなテーマです。
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